片栗は、その根から片栗粉が取れますが、現在では、ジャガイモから片栗粉を取ります。群馬の祖父母の村に片栗の群生地があり、祖父母の山にも咲いていましたが、田舎でも片栗から片栗粉を取ったりはせず、利用方法は特にありませんでした。
片栗と言えば、祖母がよく作ってくれた熱湯に水で溶いた片栗粉を入れて、砂糖で甘みを付けたお菓子を思い出ます。葛湯というのですが、本物は葛粉で作るので、正確には「葛湯風」です。あまりおいしくない割に食べ始めるとあきるまで食べ続けてしまうお菓子でした。
祖母に食べさせてもらったのが癖になっていたのか、高校生くらいまではたまに食べたくなり、自分で作っていました。単純な料理なのに分量が難しく、鍋一杯に葛湯を作っては母に怒られました。葛湯は冷めるとぐずぐずになって、とても食べられるものではないので、何でこんなに作るのかと怒られつつ、家族で食べたような記憶があります。
(平成31年4月 神戸)
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