季節の写真

■季節の写真 (過去の写真はこちら)写真(C)木原浩

花ほつほつ夢見のさくらしだれけり 大野林火


写真家の木原浩先生にしだれ桜の写真をご提供いただきました。


2月に河津桜を見に東伊豆まで出掛けました。平日午前中でしたが、国道135号線は渋滞で、河津駅周辺の駐車場も満車でした。何とか駐めて桜見物をしましたが、見事さでは千鳥ヶ淵、目黒川に河津桜は及ばないと印象でした。ソメイヨシノよりも早く咲き春の訪れを感じることに価値があるのだと思います。

面白いと思ったのが、河津桜の来歴です。河津町在住の飯田勝美さんが、昭和30年頃に河津川で見付けて育てたのが河津桜の原木です。昭和41年に開花したものを枝分けして、町中に広がったそうです。確かに、町のあちこちで河津桜の枝が売られていました。そうすると河津桜の歴史は、実質、昭和41年から始まっているので、桜が町中に広がったのはつい最近ということになります。

ソメイヨシノも江戸末期から明治時代に広がっているので意外に歴史が浅いです。つまり、私たちが見ている桜は、明治時代以降の人々の好みに従い人工的に作り上げたものです。


(平成29年3月 神戸)

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