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辣腕弁護士の策略-「評決」(シドニー・ルメット監督、1982年)(2)

2013年8月22日|岡 邦俊|映画と法

「評決」(シドニー・ルメット監督、1982年)(1)

病院側の代理人は、高名な辣腕弁護士のコンキャノン。勝つためには手段を選ばず、事務所の若い弁護士たちに、つねづね、「依頼者に“ベストを尽くした”と言ってはならない。」と教えています。「弁護士たるもの、ただ、“勝った”とだけ言え。」というのです。

"You're not paid to do your best. You're paid to win." And that's what pays for this office...  for the pro  work that we do for the poor...  for the leisure we have to sit back and discuss philosophy as we're doing tonight. We're paid to win the case.”

ギャルビンの行きつけのバーに現れたのがきっかけで、ベッドを共にし、事件の調査に協力し始める知的な女性は、コンキャノンに雇われたスパイでした。患者の立場で医療ミスを証明してくれるはずの麻酔医学の権威者は、突然、「電話の届かない」カリブ海のリゾートに雲隠れする。病院スタッフたちの宣誓供述書が周到に準備され、事故は、被害者の体質に起因する不可避のものとされる…。

事件担当の判事は、偏頗そのもので、訴訟手続きについてのコンキャノンの主張をすべて認める反面、示談を拒絶したギャルビンを罵倒し、ギャルビンの証人尋問に強引に介入して妨害する…。

「評決」(シドニー・ルメット監督、1982年)(3)に続く

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