映画に描かれた中国の裁判(4)

映画に描かれた中国の裁判(3)はこちら

一人娘の死後、妻の唯一の慰めのペットの犬(ペキネーズ?)が無届飼育を理由に警察に捕獲される。その際、ティエンは椅子を振り上げて暴れ、公務執行妨害で逮捕されるが、署長との友人関係でなんとか釈放。 チウは控訴審でも死刑。上告審が救済しない限り、数日中に執行されることになる。ティエンは、執行当日の朝、拘置所の庭で、チウに改めて死刑を宣告(上告が棄却された旨の告知?)。拘置されている間に他人を「密告」して他の犯罪の摘発に協力しなかったことや、被害弁償がされていないことなどが、死刑を執行する理由とされる。公衆が遠巻き見物できる河川敷の刑場には、移植医のチームが待機し、チウの腎臓をその場で摘出してリーの待つ病院に運ぶという手はずが整えられている。 後ろ手に縛られて跪いたチウの首筋に、銃口が突きつけられ、まさに発射されようとしたとき、裁判長として執行に立ち会っていたティエンは、同席の裁判所副所長の反対を無視し、チウめがけて走り出しながら、大声で…。

ティエンは、独断の行動について、裁判所長らから厳しい査問を受ける。ティエンは、毅然として、確信に満ちた答弁を行う。その日、自転車で自宅に帰るティエンの顔は、解放感に満ち、晴れ晴れと明るい。間もなく、ティエンの行為が「人権尊重」の見地から正しいという上級機関の判断が出される。夫婦は、もう一度子供を生んで見ようと思う…。

映画に描かれた中国の裁判(5)に続く