月別アーカイブ: 2015年6月

沖縄一人旅

1.先週、6月の上旬、既に梅雨入りにある沖縄へ旅に出かけた。2泊3日の一人旅である。目的は、絵の題材を探すことにあったが、梅雨でオフシーズンの沖縄をゆっくり見学するのも楽しみのひとつであった。
初日、那覇空港に降り立った瞬間からメガネが曇り、あらためて南国の梅雨を実感した。ゆいモノレールはそれ程の混雑ではなかったが、中国人や韓国人の旅行客が目についた。西洋人は日本人、韓国人、中国人の区別はあまりつかないそうであるが、やはり、日本人からみると服装やその色などから、それとなく違いがわかる。
初日は、夕刻に首里城を散策した。ホテルから首里城まで徒歩圏内であったので、坂道を昇り、途中、首里高校を過ぎて、首里城の入り口に到達した。6月は19時まで見学が可能である。首里城の城壁から、那覇市街地を望むことができる。過去の太平洋戦争の沖縄戦に於いて、この首里一帯は、軍の施設等があり、一面焼け野原となった場所でもある。首里城内の中庭で、沖縄の古典舞踊の催しが開かれていた。踊り手はいずれも保存会の名手かと思われる。歌舞伎と同じで、演目は若武者を想定しての踊りであるが、実際は年配者が踊り手を務めていて、やや興ざめの感があった。
2.次の日は、レンタカーにて南部を周遊した。琉球ガラス村→ひめゆり記念館→沖縄県平和祈念資料館→知念岬→あざまサンサンビーチというコースである。
ひめゆり記念館は何度も訪問している。今回の絵の題材探しは、沖縄県平和祈念資料館にある戦没者の墓碑に決め、適当な場所を探して散策した。夥しい戦没者の名が石に刻まれていた。沖縄戦では民間人の死者は9万人を超えたとされる。ここの墓碑には、米軍の戦没者も名が刻まれていた。その墓碑の前の芝生には小さな星条旗が立っていた。墓碑は摩文仁の丘から太平洋を望むように建てられている。資料記念館を背景に、緑の芝生にある墓碑が夏の太陽に照らされて白く輝いていた。
夕食は、安里駅にある「栄町市場」の近くの飲食店で済ませた。栄町市場付近は昔ながらの沖縄の雰囲気を漂わしている店が多い。飲食店の店主の紹介で、「アミーゴ」なるスナック風の店に入った。店のママさんはボリビア協会の監事ということだそうで、店内には沖縄からボリビアに移住した人たちの写真がところ狭しに飾られていた。2004年はボリビア入植の50周年ということで、今年は61周年にあたる。お客には近所の人と沖縄民謡の先生がいて、貴重な沖縄の民謡を拝聴させて頂いた。一見の客に対しても、暖かく接してくれたこの店に沖縄の心を見た思いがした。また、来よう「アミーゴ」さん。